“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 愛車 “轟カル号” と共に渡ったXX国からお伝えします。ジオポタ海外支部からの便り

2010年5月9日日曜日

ミンスク報告その3

ミンスク報告その3<交通と通貨>

ベラルーシ経済はインフレがかなり酷いらしく、通貨ベラルーシ・ルーブルのレートは1ドル約3,000ルーブル、金銭感覚が全く掴めない。マクドナルドでマックチキン2つ、カプチーノ2つ、ポテトフライ1個で26,800ルーブル、高いのか安いのかピンとこない。この国にコインはない。紙幣は100,000ループルから10ループルまである。

地下鉄は2本あり、駅の造り、車両はキエフと同じ、車内はキエフよりも奇麗。路線はキエフと違いごく浅いところを通っている。地形の違いが理由です。

もっぱら市民の足はバスとトロリーバスです。2両連結が多く、各方面に頻繁に走っています。

郊外のホテルから街の中心部へ毎日何度となくバスを利用しましたが、切符を買ったのはごく僅か。切符はバス停近くのキオスクか車内で運転手から直接買う事ができる。それを車内に取り付けてあるパンチャーで自分で穴を開ける。しかしそれをチェックできるシステムになっていない。

長いバスに4ヵ所ドアがあり、どこからでも自由に乗り降りできる。だれも切符を買ってパンチしている人を見たことがない。定期券はあるようだけれども、皆が持っているとはとても思えない。たまに車掌が乗っていることがあり、その時だけは車掌から切符を買った。キエフのバスも全く同じシステムだけれども、無賃乗車しているのを見たことがない。律儀に切符をパンチしている。

ミンスク中央駅はたいそう立派でたくさんの人間で賑わっていました。鉄道が隆盛を保っていると訳もなく嬉しくなります。駅の構造はキエフと同様、地下コンコースと高架コンコースの両方から直接プラットホームにアクセスできるので、だれでも自由にプラットホームに立つことができます。

この駅から国内はもとより、モスクワ、サンクトペテルブルグ、キエフなど各都市へ国際列車が発着しています。

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